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先日、フランスの高級ブランドの
コートを仕入れ、状態チェックのため
フックの部分を少し力を入れて
引っ張ったところ・・・
「パキっ!」
え?オイオイ。
一部が取れてしまったのです。
コートの素材はウールで、
とても滑らかで、
素晴らしいのに
なぜか、フックの部分に
使われていた素材が・・・
「合成皮革」
定価80000円以上の商品なのに、
なぜ天然革を使っていないの?
とさえ思ってしまいました。
超有名ブランドなのに・・・
デザインも素敵なのに・・・
結局、倉庫にカバーを
掛けたまま・・・残念。
実は、合成皮革。
天然のレザーに比べ
価格は10分の1。
カビなどの心配がなく
取り扱いやすいのですが、
その反面。
圧倒的に寿命が短い!
というデメリットがあります。
皆さんの中には・・・
「合成皮革だけと長く使っているよ!」
という商品もあるとは思いますが、
合成皮革は・・・
「製造(出来あがった)瞬間から劣化が始まる」
そうです。
では、どのくらい持つのか?
ここが、重要なポイント。
上記の通り、買った段階ではなく
「商品ができた瞬間から、2~3年が寿命」
ということです。
今回、私が仕入れた商品は、
数年前に発売されたコート。
当然・・・
いつ破損してもおかしくはなかった!
ということです。
当店では、上質なレザーを
厳選しつくられている「革蛸財布専門店」や
前日は、ダニエル&ボブの
高級レザーまで取り扱っているため、
天然皮革に手を出していなかったため、
ノーマークでした。
今回当社の販売前チェックで
発見することができたため、
お客様にご迷惑が必ず
安心いたしました。
この商品の販売会社に
話したところ・・・
「それは、中古商品ですので、
仕方がないことですから・・・」
で、終わってしまいました。
皆さんの場合、
古着屋さんやリサイクルショップで
服を買われることがあると思います。
その服の素材チェックは、
しておいたほうが良いと思います。
当社も今回の一件で、
販売前に、しっかりと耐久チェックを行い
商品説明文には「注意事項」を記載してから
販売をさせていただきます。
高価なブランド品=良い素材
とは、限りません!
今回のブランド名は
伏せさせていただきます。
関連記事がありましたので、
興味のある方は下記をご覧ください。
関連リンク:「合成皮革の寿命は 3~4年と覚悟すべし」
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